どの人にも、生きてきた道がある。どの人にも、大切にしてきたものがあります。
その「大切にしてきた生き方」を、旭長寿の森は創業時から尊重してきました。
介護は、必要となって初めて求められるサービスです。緊急性、必要性があるために、それまでの「自分らしさ」と、介護サービスが引き換えになってはいけないと考えます。
介護マニュアルが示すサポートが、あきらめた「自分らしさ」を埋めてくれるものでもありません。知識も技術も介護には必要ですが、それ以上に、目には見えないけれど何よりもかけがえのない、思いこそが大事だと思うのです。
その人らしく生きることを見守るために、私たち一人ひとりが心の中に持つ「仁」を育てて、介護に向き合っていきたいと思います。
法人を開設して25年が過ぎました。一人のご利用者からその親族へ、知人へ、そして次の世代へと繋がっています。ただ単に目の前のご利用者に介護サービスを提供してきたのではなく、世代から世代へのバトンを渡すために、時間の共有者として伴走していることに誇りを持っています。
ご利用者もご家族も、そしてここで働く職員にとっても、「旭長寿の森」がこれからも一隅を照らす温かな居場所であり続けたいと、切に願っています。
森長 恭子(理事長)